ayako_no7の日記

シュート!にまつわるあれこれを残す場所。 原作オタク。

シュート! Goal to the Future 第8話感想

学校での省エネな合宿を終えて結束が高まり、監督との距離も縮まったらしい掛川高校サッカー部。ついに冬の選手権の県予選が開幕です。

初戦の相手は浜野高校。原作でも出てきたし、まあまあ存在感がありましたね。神谷さんが煽られてPK外したことも原作を読み直した私にとっては記憶に新しいですが実際には30年くらい前の話です。まだ久保さんがご存命でしたからね。私は小坂部くんがプロになって稼いでいることを願っていますよ。そして浜野はユニフォームのデザインが原作のシマシマから変更されている。作画コストの関係?

会場は掛川高校で、今回のサッカーコートはなんとペナルティエリアやゴールエリア、ペナルティーマークまで描かれているすごい!こないだの練習試合のあれはなんだったんだ。浜野でペナルティーマークってことはPK戦やるのか?まさか?と思ったら最終的に本当にやりました。ハァ~ン?そして世界の闘将がいるわりにはギャラリーはまばらで、原作のほうが応援が多かったぞこれ。あ、公平が見学に来ていました。

さて試合は掛川ボールでキックオフです。あいかわらず2人でやってます。秀人たちFWどもが相手の陣地に攻めていくわけですが途中でカットされてボールを取られてしまいます。ボールを奪った浜野の選手がその場でシュートを放ちます。雨谷くん取れなくて40秒で1点先制されます。←いやこれおかしいだろ??センターライン超えてるってことだよね???どんなロングシュートなの?????と私の頭は早くも混乱気味である。マホは金森戦で28秒でシュート決めたけど、それのオマージュ?

浜野は速攻?をしかけてきたり、GK以外の10人が全員で相手チームをマークするという斬新な?戦術を?繰り出してきたり??和広のチームもやっていたピンボールパス?をやったりして混乱する秀人たち。マネージャーが「何がやりたいのか全然わからない」と言い出しますがそれは視聴者の心からのセリフです。

浜野に指示を出している司令塔が誰なのかなのかわからない!と試合中に悩み始める秀人。そのうちまた謎のFPS要素が出てきて、秀人には相手チームの選手がボスに操られている敵に見え始める。このへんがなんか菌糸でつながっている菌類みたいでした。菌糸でつながっててみんな同じ生命体だから簡単に指示が出せるんだと思う。

結局秀人のゲームメイク?で相手の司令塔が誰か分かり、急にやる気になって攻め始める掛高。メガネからのセンタリングを受けて秀人が左足でシュートしますが相変わらず入りません。そしてなぜかメガネくんが「オレたちが辻の動きについていけていない」と落ち込みます。あーこれどこかで見たエピソードですね。苦しくなって神谷を試合に出しはするものの誰も神谷のプレーについていける奴がいない!

いやでもメガネくんは、ちゃんと秀人が走り込む位置にパス出してるんですよ。秀人もそれを受けてシュートしてるんですよ。別についていけてなくない?さてここで8巻で出てきた馬堀くんのセリフを復習しておこう。「実戦で取りやすいパスがくることはほとんどないでしょ?どういう状況でもボールを受けられるように練習すべきですよ」

秀人のシュートが入らずカウンター?を食らってピンチに陥る掛高。あわや失点というところでしつこい園田くんがなんとハンドで止めます。お前は赤星鷹か!9人で試合したりハンドしたり、曲がりなりにも高校サッカーを描く作品がこれでいいのだろうか。サッカー別に詳しくない私でも、なめとんのか?とつい口にしたくなります。一発退場になった園田は、キーパー雨谷くんとこのままじゃ終われねえんだよ!頼んだぞ!と熱血したり佐原とハイタッチ?したり?していますがまずサッカーのルールを勉強してこい。なんでハンドで止めたのがいい話みたいになってるんだ。私サッカーの反則でもハンドってけっこう罪が重いというか、タブー感が強いと思ってるんですけど私の感覚がおかしいのだろうか?

なんだかんだで結束が強まり?唐突にオレたちは誰かに操られる人形じゃない!一人ひとりが考えて動く!と言い出す掛高イレブン。いや、1人退場してるから10人だったわ。いきなりこの、原作っぽい要素を出しても説得力は皆無である。監督まであいつらは人形じゃねえ!魂があるんだ!とは謎オブ謎のセリフを吐いています。逆説的に浜野の子たちは操り人形だ!みたいな?描写なんだと思うんだけど、シュート!のサッカーがおもしろいのは魅力的なライバルがたくさんいるからなんですよ。なんで敵は全員NPC!みたいな表現なのだ?

そして風馬くんとメガネは最終的に、秀人とタイミングが合わない!けどオレたちで合わすしかねえ!という、それでいいのか?という結論に達して、メガネ→風馬→メガネ→秀人という謎のパス回し?で秀人にボールを回し、同点シュートを決めてPK戦へ。1本目佐原(○)→2本目掛高のツンツン頭(たぶん○)→3本目メガネ(たぶん○)→4本目風馬(たぶん○)→5本目浜野の6番(×)→6本目秀人(○)という斬新すぎる描写であっという間に終わりました。せめて掛高と浜野を交互に出せよ!相手が何本入れたのかわからないPKなんて盛り上がるわけないだろ!そして「たぶん」とついているのは、ボールを蹴ったもののゴールしたかどうかの描写がなく、掛高の子たちが喜んでるから入ったのかな…?という推測です。PKが全部終わって掛高の勝ちが決まったときに、掛高は5本とも○、浜野は○○○×という結果だったことがわかりました。省エネアニメ~!キーパーは息してる?

今回はサッカーしろよ!と言い続けてきたいにしえのオタクにとって待望のサッカー回だったといえます。しかし1ミリも感情が動かなかった。残ったのは虚無である。サッカーやらないほうがいいサッカーアニメって何なんだ。これ感想書けるかな?と思ったけどけっこう書けた気がする。「?」が多くなったけど。コートの作画はよかったですね。

ここでもう一度馬堀くんのセリフを振り返っておこう。実戦で取りやすいパスがくることはほとんどないでしょ?どういう状況でもボールを受けられるように練習すべきですよ!!!!!

(第9話に続く)