ayako_no7の日記

シュート!にまつわるあれこれを残す場所。 原作オタク。

シュート! Goal to the Future 第12話感想

サブタイトルは「孤高」。痴情のもつれを乗り越えた掛川と、野間田との決勝戦が始まりまりました。

第2話で視聴者に衝撃と戦慄と爆笑を提供した公平は、イギリスではチームメイトとうまくいっていなかったようです。そりゃあボール持ってるチームメイトにつきまとって「ボクにもボクにも♥」とか言ってたらウザがられても仕方ないのではなかろうか。もっと前に出てパスをもらいに行ったほうがいいだろう。しかし公平は最初に出てきたときはイギリス帰りの有名人という扱いだったけど、別にイギリスで活躍したわけじゃないんだな。そして帰国したら秀人とサッカーできると信じてがんばったのに、秀人が引きこもりのFPSゲーマーになってたことに怒っているようです。秀人は秀人で公平のせいでチームにいられなくなったみたいなことを言ってた気がするので、似たもの同士なんでしょう。どこまでも人のせいだなお前ら。

これは少し前にTwitterで話してたことなんですが、原作の神谷さんは何があっても人のせいにしなかったんですよね。自分の心も境遇も全部自分で引き受けて、なんとかしようともがいてた。チームに居場所がなくなっても諦めなかったし、うまくなることを諦めずに一人で練習してたし、チームで孤立させられて追い出されたのに人のせいにもしなかった。複雑な気持ちをいっぱい抱えて、それでもサッカーを諦めなかった15歳の神谷さんが大好きです。

さてアニメのほうはというと、野間田とどこかで見たことのあるユニフォームのチームが闘っている準決勝を掛川のメンツが観戦しています。エコパ的なスタジアムにはこないだNHKで観た天皇杯より人が入っている。相手校のユニフォームに既視感があるなと思ってたら「あの清水学苑が何もできねぇ…」とジョーが教えてくれました。おい~!今さら清水学苑出すのかよしかもこんな当て馬的に!?助けて内海さん!!!なんかすごい脱力した。

試合は清水学苑に野間田が勝って、いよいよ掛川vs野間田の決勝戦です。今回はいちおう試合前にチームを分析したり、作戦を練ったりしていました。公平はあらかじめボールの来る場所を予測して動けるらしいですすごいね。そして公平のマークが重要だ!という結論に達し、先制点を取るという作戦でいくそうです。そして秀人の右足のシュートを完成させるためにがんばるメガネと秀人。これ秀人の右足は速くて見えないシュート?で、左足はトシみたいなパワーのシュート?という設定なんだろうか?さすがに盛りすぎでは?そして右足のシュートはラストパスをトラップせずに打たないとできない?らしい?よくわからんけど、たぶんこのアニメのサッカーはこういうものなんでしょうね。決勝戦前夜は秀人がお父さんからメッセージをもらったり、ジョーが制服で腕立て伏せしたり、佐原が園田とギョーザを食べたりしていました。

さて決勝戦は、監督のオッサンが自画自賛したり部員とバンザイしたりしています。猫だ~スマホだ~と言ってたころが懐かしいね。そして野間田は11人以上の人数に思えるだろうが今まで相手より少ない人数で闘ってきた経験を生かせ的なトンチンカンなことを言っていて、ここでも脱力した。執拗に11人揃えなかったのはこのセリフの伏線だったのか?チームでやるスポーツなんだから全員でプレーしたほうがチーム力は上がると思うんだけど!

掛高は作戦通り掛川が先取点を取り、カウンターで追加点を狙ったところで阻止され、1点献上して同点になったところで終わりました。人のせいばっかりにしてる秀人と公平のイザコザはどっちもどっちだし、試合は紙芝居だし、予想をくつがえす展開も特になく、サッカー(のようなスポーツ)のシーンが長いので感想も短めです。

今週のアンサーは秀人、次回タイトルは「始まり」。このタイトルもう嫌な予感しかしない。どうか野間田に勝ったよバンザーイで終わってくれ。

(第13話に続く)