ayako_no7の日記

シュート!にまつわるあれこれを残す場所。 原作オタク。

シュート! Goal to the Future 第5話感想

和広がしゃべった!

ストーリーは、9人対11人で試合して途中で3年生2人が加わって11人になって、試合は引き分けだったけど廃部はしないで明日も5時半集合という感じでした。相変わらず部員たちは情緒不安定で、ウロチョロしていた3年生2人まで泣き出してどうしようかと思った。こういう極端なのが最近の流行なんですか?

さて和広の登場です。先週闇落ちしたメガネに「田仲俊彦さんと白石健二さんと強豪時代のうちを牽引した人」とか言われていますが、アーセナルに行った経歴はなかったことになっているのか?日本代表にも選ばれてるよ?なんで数十年前の高校時代の経歴が一番に出てくるんだ。さらに神谷さんも和広のことを「掛川の頭脳、奇跡を起こす天才と呼ばれた万能テクニシャン」とか紹介していますが、いつどこでそんな呼ばれ方をしたんだ私は知らんぞ。掛川の頭脳はむしろ神谷さんあんたや。さらにテクニシャンという表現が似合うのは馬堀でしょう。和広はテクニックだけじゃなく、スピードとテクニックを兼ね備えてるのと、フラッシュパスを見破ったような観察眼がすごいと思うんだけど。天才というのは否定しませんよ。しかし「昔の話ですよ」っていう和広に神谷さんが「だな、元・万能テクニシャンだ」とか言うんだけどこれはどういう意味なんだ…もう長いことサッカーやってないってこと?アーセナルはなかったことにしますよ~って意味?ただの2人のなれ合い?私(原作オタク)にも分からん!初見勢はもっと分からんのでは。そして掛高のおさげくんは平松さんにサインもらおうかな~とか言ってるけど先に監督にもらいなさいよ~!

そしてついに「ボールを持ったら1歩でもゴールに近づけろ」が出てきたんですけど、そのセリフこの部分だけじゃ意味が半分も伝わらないでしょ!「ボールを持ったら観客すべてが自分を見ていると思え」を省くんじゃないよ。まあ練習試合だから観客はいないけど。ただ「ボールを持ったら1歩でもゴールに近づけろ」って、サッカーだったら一般的なことじゃないですか。「観客すべてが自分を見ていると思え」があるからこそなんじゃないですかこのセリフは。主役になれよお前ら!

試合では唐突にまたFPSのシーンが出てきて、そこで得た教訓をサッカーに生かす秀人。私わりとゲームやるほうなんで現実世界でゲームの感覚がよみがえる感じは分からんでもないんですが、FPSやってて現実で思うことって「この角曲がったら敵がいそう」とか、狭い路地を通るときに「トラップしかけやすそう」とかくらいです。

そして掛川ウィードが先制点を入れたシーンの絵面がすごかった。縮尺がおかしいからセンターサークル内に25人くらい並べそうだし、サイドラインは途中で切れてるし、ゴール前ほぼ中央から敵が右にシュートしてるのに左に飛んでいる雨谷。大丈夫かこのキーパーは。ただシュートを決めた相手チームの子の脚を見ると左に蹴っているようにも見えるのでノーコンなのかもしれない…。もう分からない。和広のチームなんで当然のようにフラッシュパスが出てくるんですが、最初フラッシュパスだと分からなかった。だって走りながらパス出してるし、一回受けたパスを同じヤツに戻してるんだもん。マジックシザーズかと思った。フラッシュパスってスペースに走り込んでパスを受けてすぐに次に出すもので、だから基本的に1人1回しか参加できないって思ってたけど違うの?30年くらいそう思ってきたんだけど?しかも描写がめちゃくちゃ適当で、トラップの動作もパスの動作もなく走っているキャラの間を光の球がヒュンヒュンするというピンボールか?みたいな感で蒼き伝説の方がよっぽどちゃんと描いてるよ。神谷さん「フラッシュパスだ」って普通に解説してたけど、あなたの知ってるフラッシュパスなんですかあれは?後半にやっと私の知ってるフラッシュパスみたいなのが出てきて「あ、これはフラッシュパスだね」って思ったのに、掛川のやつらは「これはフラッシュパスじゃない」っていうし、なんかもう自分の記憶と読解力に自信がない。風馬くんは自分でコケて足ひねるし。あと神谷さんは土下座にこだわりすぎだよ。自分が大塚さんと赤掘さんに土下座したことを思い出してるんですか?

そんで秀人のシュートを見た和広もビックリしてるんだけど、何がすごいのかが私にはさっぱり分からないし視聴者に伝わっていないと思う。原作だと「トシのシュートはパワーがすごい」「広瀬のシュートは予測不可能な落ち方をする」みたいに何がすごいのかちゃんと分かったのに、アニメはもう5話なのに何も分からない。もしかして両足が左足のスパイクが伏線なの?マジで?

そして掛川の2点目、風馬と秀人が2人揃って相手チームのキーパーが伸ばしている手よりも高くジャンプして2人同時にヘディングするという、ここが大爆笑ポイントでした。どんだけ跳躍してるんだよ!それに2人でヘディングしたらごっつんこするでしょ普通に考えて!味方同士が近くにいすぎるのはよくないみたいなこと和広の父ちゃんも言ってたじゃん!ダブルヘッドで落としたボールがその場にポテッと落ちて止まるのもなんでなんだ。空気入れといてマネージャー!あと笛は鳴るのに主審も線審もまったく出てこないのが気になる。誰が審判してるんだよ。これから掛高は全国優勝を目指すらしいですが、神谷さんが2年生だった頃のサッカー部と試合したら30-0くらいで負けると思うよ。当時のスタメンは11人中7人プロになってるし7人のうち3人は海外に行ってるから本当に強かったんだよ。

神谷さんと和広が部室で語るシーンもありましたが、想像の100倍くらい味気なかった。もっと近況を語ってくれよ。相変わらず神谷さんのことは分からないし、和広の経歴も近況も分からない。やっぱりそのへんやらない路線なのかもしれない。

ところで今回までに出てきた話を総合すると、掛高の歴史としてはトシたちがいたころが全盛期で、その後すぐ風馬の父ちゃんが入っておちぶれ、一美が監督してたころが盛り返した時期ということでいいのかな。それだといちおう年齢的なつじつまは合うかもしれない。

あとね神谷さんは、たまに髪の毛が足りないカットがあるんでちゃんと髪の毛描いてください。毛根をやられた設定はいらない。オタクが情緒不安定になって泣くぞ。そして久保さんの背中をバックに出るおなじみの次回予告は「ナポリタン」。日常回の予感がする…。

(第6話に続く)